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難民問題とエシカルパソコン

パソコンやスマートフォンといった電子機器は、いまや、経済や生活において必須のアイテムとなりました。しかし、日本では1年間に、約300万台、重量にして約6,000トンものパソコンが捨てられています。パソコンといった電子ごみ(電気電子機器廃棄物)の排気量は、世界でも増えており、2019年には5,360万トンもの電子ごみが廃棄されています(*1)。捨てられたパソコンの中には、修理したら使えるパソコンもあるのです。そこに着目したピープルポート株式会社は、廃棄されたパソコンを再利用し、使えなくなった部品まで、すべてリサイクルするエシカルパソコン「ZERO PC」の販売を行っています。

エシカルパソコン「ZERO PC」は、単に中古パソコンを販売しているだけではありません。中古のパソコンを日本に避難してきた難民の手で再生してもらうことで、資源の再利用と難民の雇用に取り組んでいます。難民と言うと、どこか遠い存在と感じるかもしれませんが、日本にも、毎年1万人以上の人達が自国を逃れ、日本に避難してきています。しかし、彼らのほとんどは、政府からの難民認定の結果を待つ約4~6年の間、条件の悪い仕事に就かざるをえなかったり、言語や文化の壁から社会的に孤立したりなど、財政的にも厳しい生活を強いられているのが現実です。

このような状況の難民の人が安心して働き、パソコンの再生技術を身につけてもらえるようにと、日本人と同水準の給料と社会保障を受けられるようにしたり、日本語学習の定期的な機会を用意したり、病院や家の契約などで困ったことは日本人メンバーがサポートするといった取り組みを行っています。

2020.11.23