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雨水で社会に貢献

今回は、自らの体験をもとに、SDGsの目標にも掲げられている水問題に対し、雨水活用で挑む一般の方にお話を伺いました。自分の経験や知識が社会の課題に役立つことはあるはずなので、個人に出来る社会貢献も大切なことです。

<今回お話を伺った方のプロフィール>
・地球環境問題、SDGsに雨水活用で果敢に挑む水道屋さん。
・自身でも雨水タンクを自作しながら、雨水活用を楽しんでいらっしゃいます。
・最近は、雨水発電に悪戦苦闘しながらも、雨水活用を拡げたい一心で取り組まれています。

雨水活用を始めたきっかけ
1996年、本屋でたまたま手に取った雑誌に雨水タンクが特集されていました。その当時、水道屋を継いだばかりで、このまま単純に事業を継承すれば良いのかという思いを漠然と抱えており、雨水タンクを見た瞬間、水道屋として雨水で社会貢献・自分らしい活動が出来るのではないかと感じ、100ℓの雨水タンクを購入。そこから私の雨水活用の取り組みが始まりました。

まず、購入した雨水タンクをトイレに使い始めました。暫くすると容量の物足りなさを感じ、500ℓの雨水タンクへ移行。幸い自宅には、設置場所があり、雨水タンクも仕事関係で融通が利いたのですが、みんながみんなそうはいかないだろうと思い、それぞれの家に合わせて設置可能な雨水タンクが無いか探しました。探してみると、箱型・バケツ型が主流で、雨水タンクに合わせて設置場所を決めざるを得ないことが分かりました。その当時、今ほど水問題は騒がれてはいませんでしたが、都市水害は顕在化し、夏場の渇水はニュースになっており、せめて設置場所の問題で雨水タンクを断念せざるを得ない人の為に、省スペースで設置場所に合わせて施工できる雨水タンクを開発しようと、一念発起し活動を始めるに至ります。

オリジナルの雨水タンク造り
省スペースで設置場所に合わせて施工できる雨水タンクを開発にあたり、普段水道屋の仕事で使っている材料、塩化ビニル管に目をつけました。塩化ビニル管は、水道に使っているので当然耐水性が有り、自分自身も使い慣れて施工も容易という事で、「省スペース塩ビ管雨水タンク」の製作に取り掛かりました。

デザイン・固定方法・雨水の出し方・活用用途…。前例のない取り組みに四苦八苦しながらも形になっていく過程を存分に楽しみました。事務所に設置が完了した時の達成感は、今でも忘れません。その後、塩ビ管分のスペースがあれば設置しました。塀や壁に這わせたり、家と塀の間やデッドスペースに設置したり、フェンス、手摺の機能を持たせるなどバリエーションを増やしていきました。

2020.11.27