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メンマを食べて森を救おう

プラスチックゴミ問題の深刻さは徐々に広まり、プラスチックではなく竹で作られたストローやヘアブラシなどを使う人が増えてきています。地球にやさしいイメージのある竹ですが、旺盛な繁殖力を持っているため、実は、里山に侵入すると樹高の低い樹木を被圧・枯死させ、さらには周囲を竹林化させてしまう被害も起こっているのです。これにより、水源かん養機能や土砂崩れを防ぐ機能など、公的機能の低下や生物多様性の低下をもたらす事態となっています。これらの竹害を食い止め、森の生態系を正常化させるために、その竹を食品として活用することを考えた会社が登場しました。それが、九州のLOCAL BAMBOO株式会社(以下、LOCAL BAMBOO)です。

九州で2番目の大きさを誇り、面積の80%が山林に覆われている延岡市では、誰にも整備されない放置竹林が広がり問題となっていました。そこに着目した、LOCAL BAMBOOは「延岡メンマ」を開発しました。延岡メンマは、宮崎県延岡市に生息する孟宗竹(モウソウチク)を使用して作られた100%国産のメンマで、やさしい歯ごたえとピリ辛な味わいが特徴的な味噌漬けメンマです。

LOCAL BAMBOOは、放置竹林をメンマにして竹害を食い止めるという社会貢献に繋がる活動でも、美味しくなければより多くの人に親しまれず、活動を継続的に行うことができないと考え、真剣に美味しいと思える味の研究を重ねたとのこと。唐辛子は江戸東京野菜「内藤とうがらし」を原種として、延岡藩主だった内藤家のご縁により生まれた延岡ならではのブランド農産物、「七萬石とうがらし」を使い、味噌は全国の鑑評会において高い技術を評される渡辺味噌醤油醸造が作る、1年以上熟成させることで旨みと香りが高まる「赤麦みそ」を使用。

2020.12.04