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金はたくさん持つな、仕事は愉快にやれ

2024年に新紙幣を発行し、新一万円札に描かれる人物は「渋沢栄一」である、とのニュースが発表された。今回は新しい一万円札の顔となる渋沢栄一が過去に発行した著書を渋沢が残した言葉と共にご紹介しよう。

・社会への忠義を尽くす
世の中には様々な価値観の人が存在するが、自分を「客観的」に見ている人と、「主観的」に見ている人がいる。渋沢は『人がこの世に生まれてきた以上、自分のためだけでなく、何か世のためになるべきことをする義務がある。私はそう信じている。』と述べ、全ての人は社会のためになると信じ、その行動を起こしていくべきだと説いている。

・渋沢が考える仕事観
渋沢は仕事がないと嘆く青年に対し、「おいしい桃の木の下には自然と道ができるように、沈黙していても仕事は忙しくて困るくらいに寄ってくるもの」と述べ、仕事がないということは仕事が与えられないのではなく自分が仕事をしたくないか、仕事を与えられるだけの実力がなく、自らでその道を選んでいると説いた。

・渋沢流逆境の乗り越え方
人生を歩んでいると何事もうまくいかない時、言わば逆境の時機に差し掛かることがある。このような時はこの逆境が自分の知識や努力の不足が原因で起きているのではないかと省みることが大事だと述べている。そして、自らを省みてもうまくいかない時には「ある意味人間の力の及ばぬ天命が働いていると覚悟せよ」と教え、逆境が訪れたとしても自己の運命だと引き取り抗わないことで心の平穏を保てるようになると説いた。

・事業を興す時の心得
実業家として名を馳せた渋沢であるが、事業を興す際に考慮するポイントは4点あり、「その事業は本当に成り立つものであるかどうか」「個人の利益になるだけではなく社会の繁栄に繋がるものであるか」「その事業が『時機』に適しているかどうか」「経営者にふさわしい者がいるかどうか」と述べている。渋沢が挙げた事業を興す際に考慮すべき4つの事柄は現代にて起業する際にも当然考慮すべき事柄であり、起業に関する真理を作り上げたと言っても過言ではないだろう。

・おわりに
本書を通して渋沢は「人のため、社会のためになることをすること」、「小さいことにも手を抜かず、全力で挑むこと」「天命を受け入れること」とメッセージを送っている。「個」が主役となっている時代に一度立ち止まり大切なことを教えてくれる一冊だ。

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商品名:富と幸せを生む知恵
価格:587円(税込)

(エコイスト編集部)

2019.09.10

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